ブログ:転職を考えるとき〜ワーママ編
こんにちは。
子育てをしながら働いている方は、キャリアについて考えることがあるのではないでしょうか?
・子供の成長を見守りたいから、仕事を減らすか辞めたいけどお金が。。。
・子供がもっと欲しいけど仕事との両立を考えると無理?転職すべき?
・子供は可愛いし、大切な存在だけど、もっとバリバリ働きたい。
・子育ては疲れた〜、実家の近くで育てられたらもう少し楽だし、転職したい・・・
などなど、人それぞれ状況は違えど、子供がいない時には想像もしなかったような
悩みが出てきているのではないでしょうか。
子育てや家事のメインを担っているのは、まだまだ女性。
このページを見ている方はそんな悩めるワーママも多いのかなと想像します。
さて、いざ自分のライフスタイルと仕事をどちらも上手く両立したいと考えると、
自分が本当に大切にしたいことって何なのか?
転職するとしたら、自分にあった仕事って何なのか?
自分のキャリアを見つめ直すことになりますよね。
産む前までは、今までと同じように働き続けていくのだとろうとぼんやりと思っていて、
自分のキャリアに対する考え方が変わるなんて思ってもいなかった人にとっては
焦りと不安が出ますよね。
実は、キャリアの転換期(キャリア・トランジション)と言う概念があり、女性に関するキャリアトランジションも研究されています。
キャリアはどちらかと言うと”業務経歴”と言うイメージがありますが、研究では、職業生活についてのみ語られるものではなく、
家庭生活,社会生活まで含めたその人の人生のあり方を示す概念とされています。
つまり、結婚や出産などでキャリアを考え直すことは、研究がされるほどよく起こることなので、
その焦りや不安は多くの女性が抱えていることなのです。
エドガー・シャインという組織心理学の有名な学者は、個人を把握するモデルとして、3つのサイクルを提唱しています。
1つ目が、
生物学的・社会的サイクル(青春期→30代の危機→・・・)
2つ目が、
家族関係におけるサイクル(結婚、子供、子供の成長など)
3つ目が、
仕事・キャリアのサイクル(入社→在職権の獲得→退職)
1つ目と2つ目は互いに影響を受けあっていることも多く、3つ目は辞職できるという点で他2つとは大きく異なります。
これらが相互に影響を及ぼしながら、それぞれのサイクルで課題が出てくる時期があり、その難易度が高いものが重なるとストレスがかかってしまいます。
人によって、これらのサイクルがどういう時間軸で動いているのかは異なります。
自分の今までの状況と照らし合わせながら、各サイクルで起こった出来事を時間軸で現し、
それに対して
自分がどれくらいストレスを感じていたかの大小を縦軸にしてグラフにしてみましょう。
すると、自分自身を理解し、今の状況がどれくらい困難であるのかを把握することができるかと思います。
そうすることで自己理解が進むと、少し安心できるのではないでしょうか。
日本では長らく、キャリアというと3つ目の要素だけを考え、特に2つ目の要素は無視されてきました。
今では、当然のように企業の人事制度の中にも2つ目の要素も組み込まれています。
自分のストレスを下げるにはどの要素に着目すれば良いのか、会社の制度を使えばストレスが軽減されるのか?それとも家族の協力?もしくは転職・退職?
3つのサイクルを意識することで、現状への対処にも幅のある解決法が見つかるのではないでしょうか。